2016年に猫の飼育頭数が初めて犬を超え、コロナ禍でも癒しを求め飼う人が増えているようです。
学生時代に犬を2匹、現在は猫を3匹飼っている者として散歩の手間のかからない猫が人気なのは理解できます。
人間と同様、ペットも長生きになってきて病気のリスクも増えました。
砂漠を起源とする猫は少ない水分で生き抜くために腎臓の働きが強く、高齢になるにつれ腎臓病で亡くなることが多いようです。
腎臓の機能は一度悪くなると回復しないためです。
となると、元気に長生きしてもらうためには腎臓をいたわることが大事です。
そのためにはやはり食事、特に塩分量に気をつける必要があります。
削り節は塩分が多いので猫にあげてはいけないという話もありますが本当にそうか調べてみました。
通常のペットフードと腎臓ケアのペットフード、通常の鰹節とペット用の減塩の鰹節、それと宗田節の塩分量の比較です。
削り節もペットフードと比べて、特に塩分が多いわけではないことが分かります。
それもそのはず、節や削り節の製造工程において、塩分を添加することはありません。
今回は栄養成分表示義務がある塩分量での比較をしましたが、リンやマグネシウムなど気をつけなければならない成分は他にもあります。
塩分が多いから削り節を猫にあげてはいけない!ということはありませんが、その他の成分のバランスも考えてキャットフードを総合栄養食としてメインで食べてもらい、削り節はたまにあげるおやつとして楽しんでもらえれば良いと思います。
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