3/19に足摺半島一周を試みた。
小学校高学年時に保護者参加のイベントで一周して以来の35年ぶりだった。
記憶もあいまいなのでグーグルマップで調べて計画を練る。
寄り道も合わせると28㎞余りの行程のよう。
中ノ浜大橋を10時前に出発し大浜方向へ進み、昼食は1周年イベントをしているザマナヴィレッジでとることにし、松尾トンネルを使わず旧道を歩いていく。
前日までの雨が上がり、長袖一枚では木陰が少し肌寒いくらいだがウォーキングには気持ちの良い天気。
路線バスと数台の車、何組かの外国からのお遍路さんとすれ違う以外は、波の音と鳥の声に包まれながら、たまに沖を進む船のエンジン音を聞きながらの道が続く。
序盤で体力的にも何の不安もなく悠々と歩いていくが、久しぶりの旧道は思ったより長く、予定時間を少しオーバーしてザマナヴィレッジに着いた。
目の前のピザ窯で焼きたての本格ピザと高知のクラフトビールを1本飲んで再出発し、足摺岬手前にある万次郎足湯で足の疲れを少し癒すともう14時近くとなっていた。
この時点でまだ行程は半分足らず。17時前にはゴール予定のつもりが雲行きが怪しくなってくる。
ここからは特に休憩の予定もないのでひたすら歩くが、これまでで少し違和感があるなと感じていた足の甲や腿が、しっかりした痛みを伴って来はじめた。
窪津漁港までが遠い。痛む箇所はさらに増え、リタイアも頭をよぎるほどになって来た。
やっとの思いで辿り着きトイレ休憩をして、水分補給にベンチに座るともう立ちあがれない。
時刻は16時を過ぎた。あまり先のことを考えないようにして歩きはじめる。
スマホくらいしか入っていないミニショルダーバッグすらずっしりと重い。
上り坂がきついから、下り坂もきついになり、もはや常時きつくなってきた。
このあたりは普段よく見る景色で新鮮さもなく、景色を楽しむ余裕もない。
カーブミラーに映る姿は普段の散歩のように見えたので、すれ違う車からはまさか足摺一周終盤とは思うまい。
最後の中浜峠の上り坂は無心で登る。
どうにか18時前にはゴールできた。
たぶんこのブログのネタにするという考えがなければ完歩できなかっただろう。
代償に家に着き歩を止めた瞬間に壊れたASIMOのようになった。
次の日の仕事も厳しいかと思ったが、両足に貼った湿布大判5枚のおかげで翌朝はどうにか動けた。
もしかしたらの次回とチャレンジする人へのメモ書き
- できれば連休の初日に決行する
- きつくなったら無理せず路線バスの助けを借る
- 荷物は少なく、靴下は厚め、履きなれた靴を使用する
- 海面のぎらつきから目の保護をするためサングラスを着用する
- 歩き遍路さんに敬礼(この距離を毎日歩く凄さ)
- 出発点と周る向きによっては時間調整に松尾トンネルを使うもありだが、道の雰囲気は臼碆まわりの旧道が最高
- 歩き終えた後は湯船に浸かってマッサージと湿布等でのアフターケアを忘れず、祝杯は控えめに!
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