ChatGPTのChat(チャット)とは会話や雑談という意味である。
GPTとはGenerative Pre-trained Transformerの略で直訳すると生成可能な事前学習済み変換器となる。
分かりやすく言えば、会話形式で臨機応変に答えてくれるアプリである。
この生成するというところがミソで、従来の辞典等とは違いリアルタイムで進化するAIに新規性がある。
直近の芥川賞の作品では、文章のうち5%もの部分がChatGPTの生成したものだということも大きな話題となった。
今回はそのChatGPTに宗田節を問うというのがテーマである。
その前にChatSGT(失礼、私重人です)の考える宗田節とは?の回答はこちら。
宗田節とは原魚のマルソウダを煮熟し整形後、焙乾することで水分を減少させて長期保存可能な節にしたもので、鰹節と比べて濃い出汁が特徴の高知県土佐清水市の特産品である。
それでは本題の今月初旬時点でのChatGPTによる応答結果である。
これはいきなりとんでもない答えが出てきた。
そもそも宗像地方は福岡県である。
ChatGPTの問題点として一見もっともらしい大嘘をつくということがあるらしいが正にそれである。
気を取り直してもう一度。
間違いに気付いたらしい、さすがである。
宗田節だけでは分からないようなのでもう少し踏み込んでみる。
一気に核心に近づいた!しかし惜しくも原料が違っている。
ここでまた答えが遠のく、なぜだ?
北海道から出てくれない。さらに踏み込むしかない。
もう少し!原魚が違っている。
どこからかマルアジが出てきた!
熟成方法も違っている。
突然のヤリイカ!
一つひとつ丁寧に修正していくしかない。
しつこく塩漬け!
後一歩!
やっと納得のいく答えに辿り着いた。
ちなみに答えは常に瞬時に出てくる。
感謝の念を忘れない所はえらい!
どうしても自分の脳内で再生する答えの声がロボット風になってしまうので、感情がこもっているようには感じられないがそれはこちらの問題だろう。
とにかくやっと伝わったという思いで達成感に満たされたが、もう一度宗田節は?と問うたのが間違いの元。
答えは振り出しに戻る。
ChatGPTのバージョンアップも宗田節造り同様、一朝一夕にはいかないようだ。
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