梅雨目近にあるもの

梅雨に入り、雨の日が多くなってきました。
以前、うすごろ(めぢかの心臓)を珍味として紹介しましたが、今のめぢかにはこの時期にしかないものがあります。

ヒントは作業がしやすいように、腹を切って煮熟したこの写真に映っています。

煮熟後の梅雨目近

まだ大体のめぢかにどちらかが入っていますね。
答えはコレ!

梅雨目近の卵

卵です。

梅雨目近の白子

もちろん白子もあります。

この時期に獲れるめぢかは梅雨目近と言って、産卵前後で大型ですが少し脂が落ちてきています。
産卵が終わると夏の間は獲れなくなり、秋口の笹目近まで休漁期となります。
「宗田節大集合!」参照

宗田節は脂が少ない方が良い宗田節ができますが、産卵を終えためぢかは痩せすぎて良い宗田節にはなりません。
今日のように卵や白子が大きすぎても、宗田節となる身の部分が減るために歩留まり(生の状態を1とした宗田節となる割合)は悪くなります。

卵や白子は美味しいですけどね。
ちなみに、卵の方は少し粒を感じるポクポクとした食感で、白子はまったりと濃厚な味がします。
コレステロールが高そうなので食べ過ぎ注意な逸品です。

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