去る1月26日(土)に第38回全国鰹節類青年連絡協議会が開かれました。
毎年1月の最終土曜日に開催され、今年は静岡県沼津市のホテル沼津キャッスルが会場となりました。
全鰹青(ぜんかつせい)と呼ばれるこの集いは、その名の通り日本全国で鰹節およびその他の節(宗田節もこれに含まれます)の製造に従事する人(産地)、おもに都市部でその製品を売る人(消費地)の集まりです。
今回の沼津大会は「立ち上がろうニッポン~未来への鯖イバル~」と銘打って全鰹青18代松原会長の挨拶から始まりました。
その後、来賓の方々の祝辞が続きましたが現状の社会情勢からいってなかなか景気の良い話はでなかったものの、伝統ある日本の食文化の重要な担い手として「健康志向の高まり」「食すよろこび」の期待に応え、未来を担う子供たちへの「食育活動」に力を入れて行こうと締めくくりました。
今日の食べた物が明日の自分の体を育んでいく、特に若い世代ではさらに子孫へと受け継がれる。そうして代々受け継がれてきたものが食文化となり、ひいては国をつくっていく。
日本の繊細なだし文化は、独自の旨味という味覚を形成しただけでなく確実に国民性にも影響を与えているのではないでしょうか。
一回一回の食事を軽んじることなく、大事に摂っていきたいと思います。
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