最近の高知新聞に、メヂカの記事がふたつ掲載されていました。
ひとつは生まれたての小さなメヂカ「新子」の記事です。
土佐清水では笹の葉に似ているということで笹目近とも呼ばれています。
もともとメヂカは鮮度の落ちやすい魚で生食に向かないために宗田節に加工されることが多いのですが、この時期須崎では刺身で食べられています。
まだ私も食べたことはありませんが、もちもちとした食感で美味しいようです。
もうひとつはメヂカの魚粉を肥料にしてつくった米「あしずり黒潮米」の記事です。
魚粉はメヂカを節に整形するときに不要で捨てられる頭・内臓・中骨・ヒレの部分を乾燥して粉砕したもので、地元ではメヂカを煮た後の作業で出てくるためにニカスと呼ばれています。
作物全般に効果があるようですが、特に根菜類には良く効くようで大きく美味しく育ちます。
ただ、においもするので畑を荒らす猪には要注意!
それを逆手にとって、地元では猪を捕獲するオリに使ったりもしています。
メヂカの魚粉に興味がある方は土佐清水鰹節水産加工協同組合までぜひご連絡を!
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