カビ付け宗田節

爆弾低気圧の影響で大変な関東方面とは裏腹に、昨日も小さな影響ですんだ土佐清水市では今日はうって変わって雲一つない晴天となりました。

こういう天気は絶好の節干し日和。
宗田節にカビを付けたカビ付け節を浜一面に干しました。

浜一面の宗田節

どれも同じカビ付け節に見えますが、ひとつはカビ付け直後の宗田節で、もうひとつは出荷前の宗田節です。

カビ付け宗田節の比較

カビ付け直後の宗田節は少し青っぽく見えると思います。
今日一日、太陽と風をいっぱいに受けた宗田節は倉庫で保管され、害虫追いカビに気を遣いながらカビの熟成具合を見て数か月後に出荷前の宗田節となって再び日の目を見ることになります。

出荷前の宗田節

カビを付けない裸節と比べると手間がかかりますが、カビが成長する過程で宗田節にある脂を分解してより美味しいだしの素となり、主に関東方面へと出荷されます。

害虫・・・宗田節を食べる虫の幼虫や、カビを食べる微生物も存在するため定期的に殺菌が必要です。
追いカビ・・・高温多湿となる梅雨時期から夏にかけてカビの上にさらに追いカビ(白いカビ)がついてくるので除湿や換気をして対策しています。

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