台風の備え

今年の夏も昨年と並び史上最高に暑い夏だったようです。

雨も少なかったため海水温が上昇し、養殖業や竜串のサンゴなど大きな被害もありました。

エアコンの稼働率もあがり、8月の電気料金の請求額にびっくりした方も多かったのではないでしょうか。

そんな状況が大好きでどんどん大きくなるものがいます。熱帯生まれの台風です。

今年の台風10号も上陸直前まで発達し、様々な気象条件も相まってなかなか進路が定まりませんでした。

迷走したおかげで各地で台風の備えを万全にしたことだと思います。

土佐清水市の避難港

これは西岡造船所の近くにある土佐清水市の漁船の避難港です。

中浜港はもちろん、市内各地の小さな漁港からぎっしりと漁船が避難してきます。

これだけ密集していれば相当な風雨でも転覆することはないでしょう。

フォークリフトで板を運ぶ

各地の消防団も対策に追われます。

私の所属する中浜消防団では高波対策の防護板を設置します。

波を防ぐ板を設置

台風が過ぎればすぐ取り外す必要もありなかなかせわしないですが、波はもとより石や流木などが道路に散乱するのを防いでくれます。

台風が近づくと高揚すると発言して批判された市長もいましたが、子供のころは学校も休みになり船のない広々とした港でかなり危険な遊びをした記憶があります。

当時の消防団の方には叱られましたが近年はそういった子供もおらず、同じ立場となった今は助かっています。

台風は大きな被害をもたらすこともあるので悪者のように扱われますが、水不足が緩和したり海水が混ぜられることで海洋生物に好影響となるなど自然現象に善悪はありません。

地震もそうですが、我々にはやはり『備え』あるのみですね。

土佐清水市の避難港

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次