宗田節の原魚は?

答えはソウダガツオ。
しかし、このソウダガツオには二種類の魚がいることをご存知でしょうか?

詳しくソウダガツオの系統を示すとこうなります。

ソウダガツオの系統図

百聞は一見に如かず。ヒラソウダとマルソウダを並べて撮った写真があるのでご覧ください。

二種類のソウダガツオ

単純に比較すると、その名の通り上のヒラソウダがやや平べったいのに対し、下のマルソウダは丸みを帯びています。
この写真ではほぼ同じ大きさですが、マルソウダは大きくても35cm程度で、ヒラソウダは60cmほどになるようです。

一日に何トンも仕入れた中でパッと目につく大きいソウダガツオはだいたいヒラソウダです。
マルソウダと違ってタタキなどにして食べるとおいしいので、数匹なら嬉しいですが何十匹も混じってくると、宗田節としては売れないので厄介です。

また見分け方も難しいので慣れないとなかなか大変。
一番簡単に見分けられる方法はエラの上部にある黒い点が離れているかどうか。

ヒラソウダ

マルソウダ

他にも小さく密集した鱗の生え方の形や背中の模様などいくつかポイントはありますが、エラの黒い点で見分けましょう!

なので厳密には「宗田節の原魚は?」と聞かれるとマルソウダと答えないといけないですが、ソウダガツオと答えるのが慣例になっていますね。
地元であればメヂカで通用するんですが。
ちなみにヒラソウダはスマと呼ばれています。

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