以前のブログで1995年から2022年の10月までのデータを示しました。

今回は最新の2025年の7月までのデータを示して、今後の傾向を考えてみます。
1995年から2025年7月までの最新データ

2023年は大きく漁が回復したものの、それまでの不漁のため価格は高騰し史上最高値となりました。
年間の平均取引価格が222円というのはとんでもない高値です。

2024年と2025年は不漁でしたが、2023年の高値の反動から価格は10年ほど前の水準まで下落しています。
土佐清水市外のソウダガツオの漁獲量は?
今後の漁や価格の予想の前に、全国のソウダガツオの漁獲量のデータも加算してみましょう。

折れ線の丸数字は全国の漁獲量を100とした場合の土佐清水市での漁獲量の割合です。
たまにグッと割合が上がる年は価格が上がる年と同じなので、市外からの漁船が入ってきて清水港で水揚げするためだと思われます。
漁獲量の推移から傾向を読み解く
次に漁獲量の推移の傾向を見てみましょう。

1995年から2002年までは奇数年が豊漁、偶数年が不漁のいわば交互期の傾向がありました。
ところが交互期ならば豊漁となるはずの2003年でしたが、漁獲量は前年を下回ります。
2004年には漁が回復するのですが、それからまた前年比割れの漁獲量が複数年続いていきます。
2001年からは交互期のように漁が1年で回復せず、2~5年ほど段階的に漁が減少していき突然豊漁となるいわば階段期へと移行したと言えます。
2025年はまだ半期分の漁獲量ですが、下半期の漁は上半期と比べ大幅に少ないため、階段期の傾向が変わることはないでしょう。
現在の階段期は第6期目といったところです。
今後の漁と価格の予想は?
階段期が続くと考えた場合、2026年は1,000~1,200トンほどの漁獲量になるでしょう。
価格は2023年の高騰の影響の薄れと品不足感から少し上がるのではないでしょうか。
平均より早く階段期の6期目が終了し、7期目が開始することもあるかもしれません。
そうなった場合は一転して3,000トンほどの豊漁となる可能性もありますが、価格は値崩れすることはなく少し上がると考えます。
最終的になにやらインチキ占い師のような予想になってしまいましたが、過去30年のデータから率直に読みとってみた結果です。
みなさんはどう読みとったでしょうか。
答え合わせはまた数年後!
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